暗号資産(仮想通貨) 元外資系金融マンの暗号資産ニュース

元外資系金融マンの暗号資産ニュース(2020.6.1)

今週のビットコイン値動きとBCHのハードフォーク完了

世界的に続く大規模な量的緩和により、ビットコインは堅調に推移しています。
BCHのハードフォークは、日本時間5月16日1時頃無事完了しました。今回のアップグレードにより、三種の署名検証命令すべてが「シュノア署名」に対応することになったということです。

また、米アマゾンのベストセラーTOP5に暗号資産関連書籍が4冊占めるなど、市場の関心度も再び向上している一方で、106万円台まで上昇していたビットコインは、ブロックの承認の遅れや手数料の高騰など、やや上値が抑えられる展開となっています。この間もハッシュレートはなだらかに下降しています。

中国では、暗号資産通貨に関する本を公式に出版したと報道されていたようで、やや高値圏でのもみ合いが続いていたものの、2009年に採掘されていたビットコインが移動したとのニュースで、売られる局面となりました。その他、中国本土で開催された全国人民代表大会(※1)で、香港版国家安全法を本土側で策定する方針が決まったというニュースも、売りに拍車をかけました。

この間、ビットコインは90万円半ばまで下落しましたが、その一方で、大手ヘッジファンドの参入や、米大手仮想通貨取引所である「コインベース」、カストディ企業の「キングダムトラスト」、オルタナティブ資産投資会社の「リーガルアセット」の三社が連携して、個人退職口座(IRA)と確定拠出年金(401K口座)に仮想通貨(暗号資産)を追加したこと、米中の関係悪化などがビットコイン相場の底支えとなっているようです。

(※1)全国人民代表大会(全人代):中華人民共和国の唯一の立法機関で一院制の議会。日本でいう国会に相当する。

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